地域活動について

2021年11月16日

0歳児たまごぐみ「満足、達成感から次へ」

今回は遊びの発達段階についてのお話です(^^)/

0歳児は見た物に手を伸ばす「いじり遊び」から始まり、

やがて身のまわりの物と関ろうとする「探索遊び」へと進みます。

この「探索遊び」の一つが、以前のブログにもあげた「原因と結果のある遊びに気がつく」ことです。

探索遊びの中でもその因果関係に行きつくまで、たくさんの経験と気づきがあります。

その入り口が・・・

棚の中の物を全て出す、カゴの中の物を全てひっくり返す。という遊び。

目の前にある物を全て出し尽くして、片付けてある物を全てひっくり返して、その繰り返しをまさに経験として「楽しむ」時期です。

この「全て出す、ひっくり返す」という遊びを繰り返し、子どもが満足いくまでできるように、その為に保育士はまた玩具を棚やカゴに戻します。戻して、まだ出して、また戻して、また出す・・・

全部出せるようになったのね、カゴをひっくり返す手首の動かし方ができるようになった!という視点で、この姿をうれしく思い、また保育士側も楽しんでいます。

大切なのは満足できることです。

 

「探索遊び」の入り口である、このような遊びを繰り返し、満足すると、また新たな機能が育ってきます。

自分の身体をどう使うか、確かめる「機能練習遊び」です。薄い積み木。指先で摘まんで持ち、そっと置くと・・・立つことに気がつきました。

 

やったぁ!並んだ!

身体のバランスを取り、そっと置く平衡感覚。

同じ物を集めてくる同一視の力。

 

子どもの遊びには、どんなに小さくても一つひとつの力や機能が備わっており、どの経験も無駄なことは一つもないのだと気づかされます。(^^)

 

 

 

月別アーカイブ