地域活動について

2020年2月4日

節分!!

保育の内容1つ1つに (ねらい・目的・内容) を立てています。

日本の伝統行事をどう伝えていくか、毎回悩みますが

「節分」で、子どもたちに何を経験してほしいのか話し合い、

今年度の節分は、「子どもたちで話し合い、協力し合う」ことをねらいとしました。

 

1月に鬼から手紙が来ました。

 

 

「もし鬼が来たら、どうする?」

「やっつける」「小さい子は怖いかもしれない」「年長が守る!」

 

「悪い鬼かもしれないけど、良い鬼だったらどうする?」(絵本の泣いた赤鬼を読んだこともあり)

「お茶を出してあげる」「一緒に遊んであげる」

 

「悪い鬼だったら、どうする?」

「豆を投げる!!!」

 

本当に鬼が来るかもしれない・・・と子どもたちで作戦会議が始まりました。

 

鬼が来たら、3才児の子・4才児の隠れる場所を決めておく。大きい子が小さい子を守る。

5才児の年長さんは、鬼が来たら「良い鬼ですか?  悪い鬼ですか?」と聞く。

「良い鬼だったら、一緒に遊ぶ」

 

節分当日「これから行くぞ」と鬼から手紙が届き、怖い顔の赤鬼がやって来ました。

作戦通り、年長さんが小さい子を守り、お茶を出して、おもちゃを出して、最後には本物の鬼がいる「鬼ごっこ」をして遊びました。

 

作戦会議の話し合いでは、自分の思いを言葉で伝える、人の話を聞く、アイデアを出す、アイデアを受け入れる、小さい子への思いやり、状況に合った作りものをする、共同して作る等々たくさんの経験がありました。

 

怖がらせることが目的ではなく、話し合いを中心とした社会性の発達を促す良い取り組みになりました。

 

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