地域活動について

2022年5月16日

2歳児ひばりぐみ「本物との出会い」

ひばり組に進級してきた4月、給食で出るタケノコご飯のためにタケノコの皮むきのお手伝いをしました。

手全体や指先の力を使って何枚もの皮を引っ張る2歳児でもできる食育活動です。


みんな初めて見る皮つきのタケノコに興味津々!手で撫でてみたり、指先でチョンと触ってみたりドキドキしながら観察するひばり組の子たち。「なんかフサフサしてる」「しろいところはつるつるしてる」と実際に触って感じた事を言葉で表現している様子も・・・さらに触った手を見てみると土がたくさん付いていてびっくり!!ですが、何度も触って楽しんだり友達に知らせる姿もあったりと、本物を見て触り、感じたことで生まれた興味や関心から発見が広がり、やってみたい意欲的な姿がいつもより見られたのではないかと感じました。
保育士が一枚皮をはがすと「なにこれ!?」とびっくり!まだまだできるよ~と伝えると「やってみたい!」と今度はみんなで皮むきに挑戦しました。どこがむけるかな?と探したり、剥いてみると皮がとても固く、やってみたい!の気持ちと指先の力を協同させ、うんとこしょ!と一生懸命力を込めて皮を剝いていましたよ。

皮を剥いた後、匂いを嗅いでみたりどれくらい重いかな?とみんなで持ってみました。
「おも~い」と言いながらも、何度も挑戦する姿やその表情はとても嬉しそうでした。

さらにむいた皮を割いてみると、切れる方向と切れない方向がある事も発見!

“割く”動作は簡単そうに見えますが、左右の手が別々の動きをする難しい動作です。ひばり組の子ども達はこっちはどうだろう?じゃあこっちは?と2歳児の身体の発達から“細かい物を指先でつまむ” “互いに違う方向に手や手首を動かす” “手や指先全体で握った物を引っ張る”など自分の身体の動かし方や、割く方向によって裂けやすい、裂けにくいがあることに気付いたり、保育士も子ども達の発達や新たな発見をする姿を知る事ができました。


「おいしいタケノコごはんをつくってください!」とクラスでたくさんタケノコを見た後に、給食室にお届けしました。

“たけのこ芽だした“のわらべうたを春の歌でよく歌っていましたが、これがたけのこか!と本物に触れることが出来ました。その後も給食でタケノコが出ると「このかわむいたよね」「かたかったよね」と食べながら話す姿があります。実際に体験した事で苦手だった子も食べるきっかけになり、食べられる様になった子もいました。

クラスではその後もたけのこ芽だしたが遊びの中で自然と聞こえタケノコブームが続いていたり、5月はそら豆の豆出しを行い、また新たな本物に触れています。

今後も様々な本物に出会える機会を大切に、子どもたちと一緒に感じて発見していきたいと思います!

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